午前中の撮影が終わり、午後の撮影へ向かう途中に、なんだか面白そうな人を見かけました。
車で追い越した後、ちょっと走りながら迷ったのですが、やはり声をかけようと思い、車を停めて彼がやって来るのを待ってみることにました。
車から降りて、自販機でお茶を買って、彼がやってくるであろう方向を見たら姿が見えず・・・
「どこかで曲がったかな?」と思い、車で引き返してみたら、民家の日陰で休んでいました。
「こんにちは」って声をかけたら、優しい笑顔で「こんにちは」と返ってきました。
「沖縄まで行くの?」
「はい」
「東京から?」
「はい」
「凄いね~」
「いえいえ」 なんて話をして
「よかったら飲んで」って自販機で買ったお茶を渡して
「ここまで何日くらい歩いているの?」って聞いたら
「約20日です」
「沖縄にはいつ頃着く予定なの?」
「今年中には・・・」
「静岡県は長かったでしょ?」
「はい、ホントに」
「もうすぐ浜名湖だから、静岡県が終わるね」
「でも浜名湖を越えて、愛知県に入る前に潮見坂っていう坂道があるよ」
「え~、ホントですか? まいったなぁ。。。」
「そんなに急じゃないけど、けっこう長いと思うよ」
「・・・」
リヤカーにはギターケースが置いてあって、「CD ¥1500円」という文字も見えたので、彼がミュージシャンだということが分かりました。
「せっかくだからCD買わせてよ」
「ホントですか? ありがとうございます」
「実は僕カメラマンなんだ。 写真撮らせてもらっていいかな?」
「もちろんです、ありがとうございます」
「じゃあ早速CDを車の中で聞かせてもらうね」
「ありがとうございます」
「じゃ、気をつけて頑張ってね」って握手をして別れました。
彼は毎日歩きながら自分と戦ってるんだなぁって思いながら、なんかイイなぁって思いました。
5分間の出来事でしたが、なんだかイイ気分になれました。
ありがとね、
MASA-YAN
ゴールを目指して頑張ってね。
PS 家に帰ってから、彼のHPを見たら・・・僕より3歳年上でした。。。
大学生だと思ってました。。。
彼の歌、僕は好きでした。