zeki diary

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2014年 07月 15日

僕らが旅に出る理由

・久々に長い日記です。


40歳になった翌日から1週間、アメリカ・モンタナ州へ旅をしてきました。

僕らが旅に出る理由_b0031725_16233012.jpg




きっかけは、遊び仲間であり、仕事仲間である松山さんから「イエローストーンに行かない?」と誘われたことでした。
「きっと面白いぜ~」を素直に受けとり、「うん、行く」ということで意外とアッサリ決まったのです。

気持ちとしては、長野県の南アルプスにキャンプしに行く、北海道で釣りとキャンプするくらい、かなりお気楽なイメージだったので、事前に用意したのはパスポートと国際免許証だけ
荷造りも前日の夜、着替えをいくつかザックに突っ込んだくらい

出発当日も、いつものようにコーヒー豆の納品に行きつつ、出発ギリギリのバスに乗り込んで、セントレア空港へ
荷物を預けて、お金をドル札に両替して、辛い台湾ラーメン食べて、まずは成田空港へ
ここまで、まだまだ余裕

成田空港で、一緒に行く仲間と合流
何のトラブルもなく、デンバー行きの飛行機に乗って長い長い空の旅の始まり
思った以上に寒い機内と、思った以上にマトモに感じた機内食
いつでもどこでも寝れるという特技を武器に、飽きるまで映画を見て、眠くなったら寝る
お腹が空いたら起きて機内食、喉が乾いたら「ブラックティー」をもらう
ここまで、まだまだ余裕

デンバーに着いて、入国審査
ここで、アメリカに来たなぁを実感
なんだか厳重なチェック
ちょうど独立記念日と重なったからか、思っていた以上に時間がかかり、ちょっとそわそわ
しかし、ここでも、まだまだ余裕

ボーズマン行きの飛行機に乗り、もうしばらく空の旅
隣りの席にはブロンドヘアーの素敵なお姉さん
笑顔で挨拶してくれて、この先の楽しい旅を予感させる嬉しい出会い
あっという間に、目的地のボーズマン到着
ここまで、まだまだ余裕

レンタカーを借りて、お世話になるコテージへLet's GO!
途中のスーパーマーケットで食材やビールを買って、すっかりローカルな気分
そして、今回お世話になった「イエローストーン・ホライゾンズ」のDavidとKiyomiさんファミリーにご挨拶
とってもイイ人達で、この先の楽しい旅を確信させる嬉しい出会い

そして、モンタナは見事な星空で迎えてくれて、ずっと見ていたいと思える景色
22時まで明るい空、長時間の飛行機の疲れ、嬉しくてテンションが高くて楽しい時間・・・気付けば夜中の3時
太陽が出るまでしばし睡眠zzz
旅の楽しみのひとつは、夜明けの景色
外が明るくなり始めた頃、上手い具合に起きてカメラを持って外へ
空気や匂いや光が、もう最高で「来て良かった~」と心から感激

ひとしきり朝の光を味わったら、コーヒータイム!
これも旅の楽しみのひとつ
日本から持参したMyブレンド、我ながら美味い
TVやインターネットなどの情報に左右されない、日本では味わえない貴重なとびきりの朝

身支度を済ませて、いざイエローストーン国立公園へ!
天気も最高!
途中で買い物したり、寄り道したり、ご飯食べたり、なにもかもがいちいち素敵
空の青さや広さ、景色の雄大さに感動し、興奮し過ぎて呼吸が浅くなって頭が痛くなる始末。。。
(後に、高山病の疑いが発覚 標高2500m以上の場所も多かったから・・・)

写真では、残念ながら伝わらないスケールのデカさや心地良さに、途中で写真を撮るのを止めたほど
素晴らしい景色を自分の目で見て、感じることが出来る喜び
旅に誘ってくれた松山さんが言ってた「見れば分かる」を痛感


キャンプして、フライフィッシングして、ドライブして、コテージに戻って仲間と合流して、BBQしてもらって、大笑いして、嬉しくてちょっと涙して、遊び疲れて寝て、朝の光で起こされて、なんども感動して・・・

ここから先は、嬉しいと楽しいと凄いの繰り返し
何をどう書いても、「いやぁ、良かった」にしかならない

撮ってきた写真も良いけど、思い出に残っている景色や出来事に方が何倍も良くって・・・





ちなみに、Facebookに書いた感想がここから下の文章



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モンタナでいろいろな気付きをもらってきたのですが、分かりやすく言うなら「どうぞ」が当たり前の場所でした。

モンタナ州は、アメリカの人が憧れる場所だから、国立公園・世界遺産の中だから、僕らが日本人だったから、かもしれませんが、とにかくみんな親切で優しかったのです。

車を運転していても、無理な追い越しをする人やクラクションを鳴らすような人はいない
渋滞している所は静かに待つ
信号のない交差点などでは、必ず1台ずつ進む
歩行者がいる場所では、これでもかってくらいゆっくり徐行して通り過ぎる
何か尋ねれば、自分の手を止めて丁寧に説明してくれる
どこへ行っても笑顔で「ようこそ我が街へ」と、いった感じで誇りを持って対応してくれる
「どこまで行くの?」、「あそこへ行った」、などと会話すると、「それはイイ、素晴らしい」、「良い1日を」と笑顔で送り出してくれる・・・etc
当たり前といえば当たり前の事ですが、相手を尊重する姿勢が徹底していると感じました。
そして、目の前の人と話をしたり、目の前の景色を見たり、「今を楽しまなくてどうするの?」という姿勢が全体に感じられて、気持ち良いのです。
だから、携帯電話などをイジっている人がほとんどいない! これは見ていて本当に気持ちがイイ!

公共の場所はみんなの場所
プライベートな場所は個人の自由
ルールはルール
ダメなものはダメ
良いものは賞賛する
自然や歴史を尊重して、良いモノは次の世代にそのまま受け渡す
自分さえ良ければ・・・なんて考えが無い

先進国ってこうあるべき、と心から思いました。
角度を変えて見たり、場所が違っていたら、ひょっとしたら別の印象だったかもしれませんが、少なくともアメリカ滞在中に僕自信はこう感じました。

「誇りを持て、今を生きろ」
そうメッセージをもらった気がします。

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長々と書いてみては、また旅に出ようと思うのです。
同じ場所、同じ仲間と行っても感じるものは違うはず
旅に出ると、自分は本当に恵まれていると思うのです。

旅に出て帰ってくるまで、ずっと余裕でいられたのは、仲間がいたから

いつもの仲間、初めましての仲間

どこへ行くか、よりも誰と行くか・・・
今回、最高の仲間と最高の場所に行けた
世界は広い、可能性は無限大
全ての出会い・全ての出来事に、心から感謝しています。




僕らが旅に出る理由_b0031725_1624103.jpg


by zeki72 | 2014-07-15 16:26 | thank you


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