コーヒーの焙煎方法や、写真の撮り方を覚えた時に、それらの専門書よりも参考になったのは、実は料理やお菓子の本でした。
もちろん基本的なことは専門書で覚えましたが、応用というか、自分のスタイルが出来上がったのには、料理やお菓子の考え方がとても役にたっているのです。
中でも、料理人やパティシエの書いた本などからは、いろんな角度から物事を見ることが大事だということを教えてもらいました。
タルト生地やスポンジ生地を焼く工程での生地の変化や余熱の扱いなどが、焙煎での豆の変化をイメージするのに役にたっていたり、
ブレンドを作る時は、料理の味付けの考え方が役にたっていたり、
また、食材の組み合わせや食感の変化という考え方が、写真のボケ具合や背景の処理に役だっていたり・・・
どんな分野でも、直接関係無いような所に思わぬヒントが転がっていたりしますよね。
一見つながりの無いような分野であっても、「お客様を喜ばせたい」という基本姿勢のある分野の本は、多かれ少なかれ参考になることが得られると思います。
※ だからといって、僕が料理やお菓子を作るのが上手、というわけじゃないですけどね。(笑)